【Webマーケター向け】ETLツールを使ったデータ変換で業務効率化

Reckoner編集部

2021.3.9

近年、デジタルマーケティング領域の発展は著しく、企業がマーケティングツールや分析ツールを導入することは至極当然になってきました。

しかし扱うツールが増えれば増えるほど、マーケターの仕事量や責任は増えていく一方。マーケターがカバーすべき業務領域も徐々に拡大しているように感じます。

そこで本記事では、マーケターがETLツールを活用してどのように仕事を効率化し負荷を減らしていけるのかを考えていきます。

関連記事:DX推進のための体制整備【データ活用・データ分析】

企業がマーケターに求めること

まずは企業がマーケターに何を求めているかを見ていきましょう。

【マーケターに求められている3つのポイント】
①適切なデータの収集・分析
②①から導き出す改善案の提示やマーケティングプランの立案 
③①②を繰り返しPDCAを回すこと

上記の3つが企業側がマーケターに求めていることです。その中でも特に、②の「改善案の提示やマーケティングプランの立案」が最も注力すべきポイントです。データを収集したり、分析することは本来の目的ではなく、分析結果をもとにどのように改善するのか、というのが本質的な課題解決に繋がるからです。

しかし、いざ現場のマーケターまで目線を落としてみると、マーケティングプランの立案に時間を割けているかというと、そうではありません。サイロ化したデータを収集(ツールのダッシュボードを眺める、SQLを書いてデータを抽出、データを変換…など)して、レポートを作成する作業ばかりに時間を取られているのでは無いでしょうか。

皮肉なことに、マーケティングツールや分析ツールが増えれば増えるほど、企業のマーケターは本来注力すべきポイントに工数を割くことができなくなっているのです。

蓄積された膨大なデータを最大限に活用するのであれば、収集や分析にかける工数を削減し、分析結果から導き出すマーケティングプランの立案に時間をかけられる環境を作るのがベストだと言えるのでは無いでしょうか。

次項より、データ収集や分析をする手間を減らすための具体的な施策を紹介していきます。

Web広告におけるETLツールの活用

本項では、Web広告のデータ収集および分析の効率化を提案していきます。あくまでひとつの例ですので、導入する際はぜひ自社の要件に合った形式を考えて取り組んでみてください。

複数の広告媒体プラットフォームを一元管理する

Web広告を集客・販売の軸としている企業様も多いですが、ひと口にWeb広告といっても

  • Facebook広告
  • Yahoo広告
  • Google広告

といったように、複数のチャネル・プラットフォームが存在するため、それぞれの広告データを適切に管理するのが非常に難しくなってきています。さらにいえばWeb広告の中にもリスティング広告・ディスプレイ広告・動画広告・SNS広告など、種類も様々です。これらのデータを各媒体ごとに日々確認し、分析・レポートを作成することは非常に非効率な作業と言えるでしょう。

ここで提案する手法としては、広告媒体(n個)に対してETLツールを利用した集計を実施し一元管理する方法です。たったこれだけで複数媒体間での行き来を無くし、効率的な分析が行える環境が整います。

もし広告媒体側で項目の変更や取得情報に変更があった場合でも、ETLを使用していればGUI上で容易に対応できるため、自社のエンジニアに頼んでコードを修正する、といった手間もかかりません。

各広告の表記形式、表示項目を統一

広告媒体によって、表記や標準で表示される項目に違いがあります。それぞれの項目を都度エクセル上で修正し、社内の標準形に変更してレポートを作成しているという話も耳にしますが、これもまた非効率な作業です。

複数のチャネルやプラットフォームを一元管理する際には、こういった取得項目の修正や表記の変更、扱う数値の有効桁数修正なども含めて統一することが可能です。また、広告の良し悪しの判断材料として使用しない数値は表示する必要はありませんので、導入の際に必要項目を絞って簡略化することも大切です。

例えば、

  • クリエイティブ文章
  • クリエイティブ画像
  • 広告費
  • ROAS
  • ROI
  • CV
  • CTR
  • CVR
  • IMP
  • Frequency
  • CPM
  • CPC
  • CPV

といったように項目を絞り、全ての広告媒体の数値を一元管理すれば、各媒体のダッシュボードを跨いで確認するという作業は不要になります。もちろん、自社独自の計算をかませて算出する指標がある場合は、表示項目に加えても良いでしょう。ETLツールを挟むことで計算の自動化も可能です。

また、キャンペーンごとや日ごと、リンク先ごとなど、好きな形式でデータを形成することもできるでしょう。数値をまとめて管理することで、効果の高い広告を瞬時に判断でき、感覚に頼った広告運用を避け、無駄なコストを省くことが可能になります。

ETLツールを利用したマーケティングツールの統合

次に、BtoB企業で使われることの多い3つのツール「Google Analytics」「Marketo」「Salesforce」を、ETLツールを使って一元管理するというアイディアです。マーケティングツールや分析ツールはマーケターしか触ることができないという、属人化した状況を改善する施策としても有効です。

各ツールのダッシュボードを簡略化して統一する

【それぞれのツールの主な用途】
・Google Analytics:アクセス解析
→PV、UU、CV、セッション数など

・Marketo:購買情報の管理
→購買データ、メルマガの数値解析、スコアリング管理、過去施策のデータストックなど

・Salesforce:取引先情報の管理
→取引先一覧、商談ログ、引き上げ状況など

先に挙げた広告の一元管理とは違い、それぞれのツールが持つデータに互換性が無い場合でも一元管理は有効です。理由としては

  • 一元管理によりツール横断の手間を省く(効率化)
  • 簡略化により誰でも使用できる環境を整える(脱属人化&データドリブンな組織の形成)
  • 過去データやログを管理する(過去データの蓄積)

といった事が考えられます。各ツールのダッシュボードは非常に優秀ですが、ツール間の行き来は面倒なうえに、それぞれのツールの操作感も大きく異なるため、ツールごとに属人化しやすいという問題があります。

また、ツールによっては過去データを蓄積できないケースもあるため、ETLツールを使ってデータを適切な形に再形成し、ヒストリーテーブルとしてデータを保管しておくというのも重要です。

データの扱いに慣れていない社員の方でもデータを見れるように、ツールを簡略化することも目的のひとつです。マーケターからすれば、データ抽出やレポート作成を頼まれる頻度は激減しますし、会社全体としてはデータドリブンな組織を形成しやすくなるというメリットが挙げられます。

関連記事:データドリブンな組織と活用戦略

データの連携や資料作成の自動化も可能

もちろん、Webサイト上の行動データ(Google Analytics)や購買データ(Marketo)、顧客のリード状況(Salesforce)を一元管理しデータを関連付け、マーケティング施策に活用することも可能です。

一元管理された状態であれば異なるツール間でデータを連携させることも容易です。3つのマーケティングツールを一元管理するだけで、下記のような分析が容易に行えるようになります。

  • Google Analyticsで計測したユーザー層とMarketoの購買データを比較してユーザー層の乖離を確認しマーケティング戦略に落とし込む
  • Google AnalyticsのutmパラメータをMarketo→Salesforceに連携し、商談に繋がったリードの経由を探り注力するポイントを探る
  • 各ツールのデータを一元管理し、Googleデータポータルで可視化することで営業資料や定例MTGの資料作りの工数を削減する

サイトの分析情報や顧客情報、購買データを見れる環境を社内に展開することで、データに強い部隊を形成し、数字に基づいた営業活動・マーケティング施策が行えるようになるのではないでしょうか。

散らばったデータを一括管理し、見える化するReckoner

本記事では、「Web広告におけるETLツールの活用」と「ETLツールを利用したマーケティングツールの統合」のアイディアを提供させていただきましたが、ETLを使ったマーケティングアイディアはまだまだ存在します。

もしマーケティングを強化するためにETLを利用したいという企業様やマーケター様がいらっしゃいましたら、気軽にお問い合わせください。

当社のETLツールである「Reckoner(レコナー)」は、GUIからの直観的な操作を実現し、プログラミング知識なくETL(Export, Transform, Loadを意味する、データの自動一括抽出・変換・投入サービス)を利用できます。

マーケティングの柱として、データの活用をご検討の企業・組織に14日間無料トライアルをご提供しておりますので、ぜひご活用ください。

今なら14日間無料!

資料請求、トライアルの申し込み、御社へ伺っての製品デモンストレーションまで、
お気軽にご相談ください。

資料請求・お問い合わせ