複数のDB(Postgresql)データをkintoneに自動連携しマスタデータを同期させる際の課題・現状
各子会社では、PostgresqlがDBのシステムで受注売上管理をおこなっている。
本社ではkintoneアプリで全社の受注売上データを一元管理、プラグインを利用したデータ集計・分析をおこなったのち、結果を別のアプリに移動させている。
本社のkintoneアプリにデータを集約するために、各子会社のPostgresql上で更新があったデータマスタを手作業で抜き出し、kintoneを更新・同期をかけている。
Postgresqlにはセキュリティの観点から、情報システム部門しかアクセスできないため、情報システム部門の対応工数負担が大きい。また、今は日次での更新・同期を実施しているが、本来であれば1日複数回おこない、ビジネス上の意思決定を加速させていきたい。
Reckoner(レコナー)導入の効果
kintoneの更新・同期作業の工数削減。
手動で更新があった差分データをCSVで抜き出して、手動でアップロードしていたのが、自動的に本社のkintoneに連携されるようになった。
ヒューマンエラー発生のリスク軽減。
自動的にkintoneフォーマットに合わせてデータ加工・連携されるようになった。
ビジネス意思決定を加速。
最短15分単位で自動でデータをkintoneに更新・同期をすることができるため、全社売上状況がリアルタイムで確認でき、ビジネス意思決定を加速させることができる。
複数のDB(Postgresql)データをkintoneに自動連携しマスタデータを簡単に同期させる方法
STEP1
接続設定
Reckoner(レコナー)が、データソースとなる複数のPostgresql、差分のデータ元となるkintone、データ転送先となるkintoneにアクセスできるようにするため、ログイン情報入力やOauth設定をおこなう。
STEP2
データ加工・変換
SQLを記述することなく、Reckoner(レコナー)画面上のマウス操作で、以下加工・整形をおこなう。
・任意のフィールドを抽出する「投影」タスクを用いて、kintoneに連携するデータのみを抽出する。
・フィールド名やデータ型を変更する「フィールド変換」タスクを用いて、kintoneにデータが入るように、データフォーマットを変換・統一する。
・フィールド名が同じ場合は同一フィールドとして、異なる場合は別のフィールドとして統合する「統合(Union)」タスクを用いて、各子会社のPostgresql上の売上データを1つに統合する。
・2つのデータソースを任意のフィールドで比較し、比較元のみに存在する値を含むレコードを「差分」として抽出する「差分」タスクを用いて、Postgresqlとkintoneのデータ差分を抽出する。
STEP3
ワークフロー作成・データ連携
検証環境を用意することなく、Reckoner(レコナー)の画面上で処理結果のプレビューをぱっと確認。バッチ制作不要で、複数のPostgresqlとkintoneを繋いでデータの流れを作成する。
ワークフローの定期実行を「最短15分単位」でスケジュール設定する。
Reckonerでの解決ポイント
最短15分単位でワークフローを実行させ、リアルタイムにkintoneで最新の受注売上データを確認し、ビジネス意思決定がおこなえる!